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クラシック音楽をあまり知らない方から、よくご存知の方、老若男女のみなさま

ぜひとも一度、モーツァルトのオペラ“魔笛”を生で観てください。

このモーツァルト晩年の傑作には、モーツァルトさんから、今生きる人々へ、沢山のメッセージか込められています。

観た後、それぞれの発見や、モーツァルトさんから教わることが必ずあると思います。

またこの作品は、「ふしぎなふえ」という題名で子供さん向けにもよく公演が行われていますので、子供さんにも強くオススメいたします。





指揮者、岩城 宏之氏は生前、

「ベートーヴェンの交響曲を、1番~9番まで、人生で一度だけでもよいから、必ず聴いて欲しい。」

と熱く語っておられました。私も岩城氏にたいへん共感します。「運命」や「第九」を耳にされた方は多くいらっしゃると思いますが、1番~9番、全部を聴かれた方は少ないと思います。ベートーヴェンの美しく深い精神世界に触れられると思います。

全曲をぜひ、生演奏で聴いて頂きたいですが、なかなかそんな時間は取れないという方には、クリュイタンス指揮の、ベートーヴェンの交響曲全集をオススメしたいです。これは作曲家の池辺晋一郎氏が、「個人的にクリュイタンスが大好きな指揮者である」とお話されていました。フランス人のクリュイタンス。オケはベルリンフィル。フランスのセンスとドイツ魂が融合した奇跡の名演と言え、ベートーヴェンの神髄に触れられる数少ない録音です。





ペルルミュテールは、作曲家のラヴェルから作品のすべてを教えてもらった唯一の生徒であります。
作曲家から自身の作品についてすべて教わることができた演奏家はなかなかいません。
ペルルミュテールはラヴェルから「ここはハープのように……」というふうに具体的に楽器の名を挙げながら、各部分の色彩感を教わってもらっているです。

ラヴェルの作品はいわゆる “不協和音” が、たくさん使われています。ですから、普通の色彩感覚の持ち主が演奏すると、とても濁った音の演奏になり気持ちよくありません。しかし、ペルルミュテールは、ラヴェルが惚れ込んだ鋭い特別な色彩感覚を持っており、逆に不協和音が何とも言えない気持ちの良い和音に聴けます。大変不思議なことです。

ラヴェルの曲をご存知でも、彼の演奏を聴いたことのない方、一度は聴いたことがある方も、ぜひともじっくり聴いてみてください。ラヴェルがペルルミュテールに、自身の作品の譜面の裏に書かれているすべてを伝えることができる弟子であったことに納得でき、そして何よりラヴェルの音楽のとりことなること間違いなしです。




さてさて、それではどういう練習をしたら、上達することができるでしょうか?

いろいろ方法はありますが、

「 “よい楽器” で練習すること。」

これが上達への近道の重要なことの一つです。


“よい楽器” で練習すると、どう弾いたらよいか、不思議なことに楽器が教えてくれるのです。


多くのピアノの先生は「よい楽器でいつも練習していたら、本番で悪い楽器に出会った際うまく演奏できない。どんなピアノでも弾けるように自宅のピアノは悪い方がよい。」などと仰います。実はその中に大きな間違いがあります。確かに自分のピアノを持ち運びできないため、どんなピアノでも弾けるようにというのは、その通りです。しかし、もしも自宅のピアノが悪い楽器だと、その悪いものが無意識のうちに日々の練習によって“癖”として身体に入ってしまいます。それは大きな問題なのです。

また、日本では一般的に「アップライトピアノ(縦型ピアノ)では、本格的な勉強はできないのでグランドピアノでなければ」と言われておりますが、この点は問題ではありません。それは、巨匠と言われるピアニストや当時の作曲家がどのようなピアノを使っていたかをたどるとわかります。

毎日触れる自宅のピアノが “よい楽器” であれば、それが正しい基準となって、もし悪いピアノに出会っても、「このピアノのここが悪いから、こう修正しながら弾けばよい。」ということが見つけられるようになります。


それでは、その “よい楽器” とはどんなピアノなんでしょうか?

①高い鍵盤から低い鍵盤のどれでも、弱く押したり、強く押したとき、その力に比例して音の強さが変えられる状態にあること

②楽器の“声”が出る調律が施されていること

この2点が “よい楽器” の最低限の要素なのです。

一見、①は、当然そうなっているものと思われがちですが、鍵盤の押す強さに比例して音の大きさが変えられるようになっているピアノに出会うことはなかなかありません。②は少々説明するのは難しいのですが、楽器の“声”が出ていると和音がハモるのです。多くの方が合唱でそのハモりを体感されたことがあるかと思いますが、その感覚と同じものがピアノから聴けるのです。

しかし、これらの要素をクリアしたピアノに出会えることはなかなかありません。


なぜでしょうか?

それは、ピアノのドクターである調律師さんが、各ご家庭のピアノを調律する際、鍵盤やアクションの呼ばれる部分の調整をしないで、調律のみ行う場合がほとんどだからです。また、例え新品で楽器を購入されたとしても、よほどこだわりのある楽器店で購入される以外は、アクション部分をしっかり調整されている楽器はほとんどありません。

さらにピアノという楽器は構造が大変複雑で、この楽器のすべてを熟知、理解している調律師さんはなかなかいらっしゃらないのが現実です。西洋音楽の生まれ故郷はヨーロッパです。そして、音の伝統というものがあります。調律師は職人業の一つです。つまりアクションの調整なしでは “よい楽器” にはなりません。

これはピアノに限らずどんなジャンルにおいても、職人技の継承ができずに職人さんがどんどんいなくなっているというのが現代です。そう考えるとピアノの職人である調律師も同じであることは残念ながら一目瞭然です。

しかし、このような現代であっても、ヨーロッパの伝統を習得した技術者が日本にも何人かはおります。


「素晴らしい先生のレッスンを受ける 。自宅の “よい楽器” で日々の練習をする。そして一流の演奏家のいろいろな音楽、特に“歌”を聴くこと。難しいかな、弾くのは無理かなと思っても、大好きな曲にチャレンジしてみる」


これらが何より上達への近道です。


ご興味がございましたら、素晴らしい調律師さんをご紹介させて頂くことも可能です。気持ちのよい音色の楽器に触れると日々の練習が楽しくなります。また、当教室のレッスンで使用しているピアノは、その伝統をもとに調整調律しております。そのピアノに触れて頂き、それを体感して頂くことも可能です。

お気軽にお問合せ頂ければ幸いです。